鋼板類の切断方法について
- 鋼板類の切断方法は材質や板厚によって異なります。
- 基本的にお客様からのご依頼通りの切断方法で行いますが、
- 適さない場合はご相談させていただく場合がございます。
- 切断方法によって加工時間・単価が変動します。
- 事前にお見積りされてから発注されますようお願い致します。
シャー切断
- 加工品種 鋼板系
- 加工範囲 厚さ ~12mm
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- シャーリングマシンの上刃と下刃で機械的にせん断します。
(文具のハサミと同じ原理でシンプルな切断方法です。) - 異形加工は不可能ですが、直線的な加工であれば低コスト・短時間で切断することができます。
ガス切断
- 加工品種 鋼板系
- 加工範囲 厚さ 16~mm
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- ガスの燃焼で発生した高熱炎により切断します。
肉厚な鋼板でも切断可能なので、大型の機械加工に適しています。 - 板厚32mmを超える場合は無条件にこの切断方法となります。
プラズマ切断
- 加工品種 鋼板系
- 加工範囲 厚さ 2.3~32mm
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- 材料とトーチ内の電極の間にプラズマアークを発生させ、それにより起こるプラズマ気流で切断します。
- 綺麗な切断面が得られるのに加え、最大32mm程度の厚板鋼板の切断が可能なので、半導体製造装置や産業用ロボット部品の加工等に適しています。
- 溶断でお客様からの指定がなければこの切断法の採用となります。
レーザー加工
- 加工品種 鋼板系
- 加工範囲 厚さ 0.8~19mm
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- レンズで集光させたレーザーを材料に照射させ切断します。
- プラズマ切断よりも加工精度が高く、綺麗な切断面が得られます。
- 鉄骨取合部材・産業機械加工品・車両部品・ロボット部品等に適しています。
- 長穴・角穴・丸穴の位置ずれも殆どなく、精密な加工が可能です。
折曲加工
- 加工品種 鋼板系、丸鋼
- 加工範囲 厚さ ~12mm(φ13mm)
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- AMADA㈱製のベンダーマシンHG2203を導入しています。
- 加工厚12mmまでに対応し、深さのある"コ"の字形状の折り曲げも可能です。
穴あけ・丸ノコ切断
- 加工品種 角パイプ、アングル、チャンネル、H形鋼
- 加工範囲 肉厚 4.5~mm
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- ドリルで穴あけ、丸鋸刃で切断を行う複合機を採用しています。
- 様々な形鋼に対応しており、高速・高精度の加工が可能です。
ノコ切断
- 加工品種 鋼管全般、棒鋼全般、形鋼全般
- 加工範囲 幅 ~700mm / 高さ ~400mm
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- バンドソーブレード(帯鋸刃)を用いて鋼材を切断します。
- 鋼管を始め、幅広い材料の切断に対応しています。
ショットブラスト加工
- 加工品種 鋼板系、H形鋼
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ショットブラストとは、材料の表面に投射材(鋼鉄製の小球)を衝突させ、表面を粗面化させる加工方法のことです。 - ショットブラストは主に装飾や塗装前の下地処理の為に行われます。
- 弊社では、コンベア式、ドラム式の加工機を所有しており、それぞれ、長物、プレートのショットブラスト加工に対応しています。